
株式会社スリーハイ
事業内容
株式会社スリーハイは、「ものを想う。ひとを想う。」を経営理念に掲げ、産業用電気ヒーターの設計・製造・販売を行っています。特にシリコンラバーヒーター、ベルトヒーター、マントルヒーターなど、様々な用途に応じた製品ラインナップを取り揃えています。また、単なる製造販売にとどまらず、社員一人ひとりが『関わる人の心を温める』という想いを大切にし、地域社会との連携やSDGs活動にも積極的に取り組んでいます。
業種 製造業
HP https://www.threehigh.co.jp/
課題 | ・社長が経営と兼務しており、広報業務に手が回らなかった ・広報担当を採用したが、他の業務との兼務で広報活動が再び手薄になった ・地域活動を数多く行っているものの「発信力の弱さ」を課題として認識していた |
ワンパーパスと取り組んだ理由 | ・代表・米澤の実績と専門性への信頼 ・企業と伴走する姿勢に共感 ・広報PRに関するスキルと人柄が決め手 |
施策後の効果 | ・テレビ出演や取材依頼などメディア露出が増加 ・SDGs活動の発信により社会貢献企業としての認知度向上 ・広報活動が採用にも良い影響を与えた |
神奈川県横浜市を拠点に、産業用電気ヒーターを製造する株式会社スリーハイ様(以下、スリーハイ)。「世界中の「温めたい」に応えていく。」をビジョンに掲げ、シリコンラバーヒーター、ベルトヒーター、マントルヒーターなど、食品製造業や半導体製造業などに対し、幅広い産業用加熱製品の設計・製造・販売を手がける町工場です。
スリーハイの本社は横浜市都筑区、町工場が集積している東山田地区に位置していますが、顧客は全国・海外に7000社以上。昨年からは台湾の展示会に出展するなど、海外展開にも力を入れています。

ヒーターの事業展開だけでなく、地域密着型の活動も展開中です。地域の小学生向けに工場見学ツアーを行う「こどもまち探検」の開催はすでに13年の実績があるほか、地域に工場を開放した「カフェ&ファクトリーDEN」の運営などがあります。
しかし、こうした多彩な活動を進めるなかで、広報活動は後回しになりがちでした。社内の限られたリソースをSDGsや地域貢献活動に優先的に割いてきたため、外部への情報発信は十分に行われず、スリーハイが持つ魅力や実績を十分に伝えきれない状況が続いていたのです。
導入前の課題:広報業務に手が回らなかった
スリーハイ代表の男澤さんは「広報活動の重要性を認識しつつも、リソース不足から思うように取り組めなかった」と振り返ります。
「私自身、社長業と並行して複数の業務を兼務していたため、広報活動は常に後回しになり、十分なリソースを割けない状態でした。そこで広報専任のスタッフを採用したものの、実際には経営戦略や未来を描く業務の方が本人の適性に合っており、結果として再び広報業務に空白が生まれてしまったのです」(男澤さん、以下同)
中小企業においては、広報の必要性を感じながらも、「他業務との兼務や専門知識不足で発信力が弱く、十分に活用できていないケースが目立つ。同社も、発信の場を十分に活用できていないことに強い課題を感じていました。
ワンパーパスと取り組んだ理由:代表・米澤の実績と専門性への信頼
ワンパーパス株式会社の代表・米澤とは、以前から面識がありました。きっかけは、当時米澤が勤めていたクラウドファンディング企業で、スリーハイに飛び込み営業をしたことから。男澤さんは、当時の心境をこう振り返ります。
「米澤さんが起業し、広報支援サービスを立ち上げたと聞いたとき、迷わず相談しました。以前から仕事ぶりの的確さや迅速な対応を間近で見てきたので、『この人になら安心して任せられる』という信頼感があったんです。
また、米澤さんが広報PRの分野で着実に専門性を深めてきたことも、依頼の大きな決め手になりましたね。単に取材対応やプレスリリース等の作成をこなすだけでなく、会社の一員として戦略を一緒に練り上げ、情熱を持って伴走してくれる姿勢に強く惹かれ、支援をお願いすることにしました」
施策後の効果:テレビ出演や取材依頼などメディア露出が増加
ワンパーパスによる広報支援の導入後、スリーハイは継続的にPRTIMESを活用してプレスリリースを発信。
その結果、それまで受動的だった広報対応から、積極的に報道機関に情報提供を行うように。それにより、地元の東京新聞・神奈川新聞では複数回スリーハイを取り上げていただけるようになり、地元記者との信頼性構築につながりました。
さらに、メディア掲載の連鎖が起きました。これらの新聞記事やスリーハイが発信しているプレスリリース(PRTIMES)を検索で発見したことなどがきっかけとなり、BSテレ東の中小企業向け番組『グロースの翼』や日経新聞全国版など、これまで自社だけでは獲得できなかった、全国規模のメディア露出につながりました。
【東京新聞】


【神奈川新聞】

【BSテレ東京 グロースの翼】
【日経新聞全国版「小さくても勝てる」】

※スリーハイは3社目に紹介されています
「継続的な情報発信によってメディア関係者からスリーハイを見つけてもらえるようになり、結果、以前より取材機会や露出が増えていきました。特に、米澤さんが横浜の記者クラブに直接足を運び、熱心に広報活動をしてくれたことで、想定以上の効果を実感しています。プレスリリースの読みやすさや、作成のスピード感も非常に助かっていますね」
さらに企業ブランディングの観点でも大きな成果があった。同社が特に力を入れているSDGs活動についても、米澤氏の支援により積極的に発信を続けたことで、社会貢献企業としての認知度が向上、大学等での講演や協業にもつながっています。
男澤氏は「中小企業にとって広報はコストと捉えがちだが、実際には資産であり投資だと考えるべき」と強調しました。
「米澤さんのサポートによって、企業の取り組みをわかりやすく可視化・発信できたことで、ブランド価値が蓄積されていることを体感しています。
当社のバリューである『温めるをつくること。』も、具体的な企業イメージとして広報支援により伝わりやすくなりました。単にヒーターを作る企業ではなく、『関わる人の心を温める』ことを社員一人ひとりが重視しているという企業の本質的な価値が伝えられるようになったと感じています」
今後もスリーハイでは、広報活動をさらに強化し、動画や音声コンテンツの活用などにも前向きに取り組んでいく方針です。
スリーハイ様、インタビューにご協力いただき、ありがとうございました。